物心ついたばかりのこと、父のお店にあった黄色い水中カメラをなにげなく手にしたのが、
フォトグラファーへの第一歩でした。
水中で撮影することはありませんでしたが、写真を撮るのが楽しく、ひたすら写真を取り続けていました。
「マキのカメラだ! みんなで変な顔をしよう!」
友達にそう言われるほど、いつでもカメラを持っていたことを覚えています。
もちろん、それが将来の職業になるなんて思っていませんでしたが、そのときの原体験が今の私につながっていることは、間違いありません。
自分が写真を撮ることで、みんなが心からリラックスできる時間を作れるのなら、それは本当に素敵な仕事です。
実は、20代で腰を痛め、カメラを持てなくなったことがありました。でも、写真への想いを断ち切れず、気づけば述べ約10年のキャリアになります。
その中で、気づいたのが「笑顔にすること」の大切さ。そして、私が「笑顔にすること」が得意であること。
いい写真を撮るのはもちろんですが、撮影したその日を「楽しい思い出」として心に残してもらいたい。
そんな想いで、みなさまの写真を撮影しています。写真を見ながら、そのときを鮮やかに思い出してもらえたら幸いです。